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第31回日本エイズ学会学術集会・総会 実施報告

2017年12月20日 現在
第31回日本エイズ学会学術集会・総会
会長 生島 嗣
特定非営利活動法人ぷれいす東京代表

皆様のご協力、ご参加をいただきました。第31回日本エイズ学会学術集会・総会は無事に、盛会のうちに終了することができました。主な実施概要を報告します。

事業名

第31回日本エイズ学会学術集会・総会

開催日時

2017年11月24日(金)~26日(日)

開催場所

中野サンプラザ
コングレスクエア中野

主催団体

一般社団法人日本エイズ学会

参加者数

参加登録者数:1,444名(会員/非会員1,365名、学生79名)
招待者:58名
招聘者:6名(タイ・台湾・中国・ドイツ・スイス)
共催シンポジウム・セミナー:12社
展示出展:20団体(企業/団体/NPO)
メディア:15社
ボランティア:9名
市民公開講座(一般向け):152名

事業の概要

HIV/エイズを通じて映し出される社会や医療の課題、就労問題、介護や精神保健領域へのケアの連続性といった課題を解決するために、医療従事者、研究者、行政、NGO/NPO関係者、HIV陽性者など、立場を超えて語り合える場をつくることをめざして開催されました。総会のテーマは「未来へつなぐケアと予防 Living Together」とし、このテーマを中心に据え、基礎研究、臨床活動、社会活動、メディア、HIV陽性者など、意見を交換し、多様な人たちの参加を促進することができました。

事業の成果

中野サンプラザとコングレスクエアの2施設において、7つの口演会場と2つのポスター会場を中心に開催された。主なプログラムは、以下の通りである。

プレナリーレクチャー:4(臨床:1、社会:2、合同:1)
特別教育講演:1(基礎)
シンポジウム:9(基礎:1、臨床:3、社会:4、合同:1)
ワークショップ:6(基礎:2、臨床:1、社会:3)
一般演題口演:220、一般演題ポスター:80
認定講習会:4(医師、薬剤師、看護師むけ)
市民公開講座:1

その他、共催によるシンポジウム、ランチョン・イブニングセミナーや、関連団体による認定講習会も行われました。プレナリーレクチャーとシンポジウムを中心に5つのセッションにおいて同時通訳を入れ、海外の知見を幅広い参加者と共有する機会が創出できました。また、新たな試みとして、次世代を担う医療者・支援者向けのユース・プログラム、HIV陽性者によるポジティブトークはいずれも好評で、次回以降の学術集会にも引き継がれていく予定です。

また、TOKYO AIDS WEEKS 2017が多数のNPO、本学会、中野区と共催で同時期に中野区産業振興センターを中心に開催され、のべ1,500人の市民が参加しました。また、Gay Men’s Chorus がコングレスクエア中野にて行われ、大変に盛況でした。

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